ドイツ語文法 同格のals


ドイツ語文法 同格のals
どうやらドイツ語文法では、als 「何々として」と言うときは、als の後の名詞はその動詞に関して格に一致させると思うのだが参考書などにはそのことについて見当たらない。たとえば、多くの漫画家は手塚治氏を師匠として尊敬していた、をドイツ語で als を使って言う場合には、「師匠」は四格になるらしい。つまり、多くの漫画家は手塚治氏を師匠をとして尊敬していた、となるのだ。もしそうならば、かなり大事な文法であるはずだが参考書などには見たところ説明がないようだ。同格の wie 「何々みたいに」も同格の als 「何々として」と同じ扱いになるようだか、···en の活用をした形容詞などの限定詞の付いた男性単数を四格の例文にしないズルイ参考書ばかりで、はっきりしない。als の後の格の一致はドイツ語文法で最もドイツ語っぽく面白いところの一つと言えるかもしれない。als の後に独立した指示代名詞が来たりすると、頭の中の言語形態を相当ひっくり返さないと喋れない。”den 何々 als den, den ich 何々” みたいなやつだ。こうなるとドイツ語は確かに難しい。
Ich entschloss mich aber, an diesem Tag einen anderen Weg als den, den ich sonst pflegte zu gehen einzuschlagen.